大切な物捨てるか悩んだ人も…能登の被災地で家財道具の置き場が不足「荷物置く所なく解体の申請できない」 (2024年7月18日)





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  1. 2,534 回視聴 2024/07/18
    馳知事は、公費解体の申請が当初の見込みに比べ大幅に増える見通しを示しています。その背景にあるのが、被災した自宅から取り出した家財道具の問題です。今、被災地で何が起きているのか、取材しました。

    珠洲市の仮設住宅で暮らす蟹谷博樹さん。

    蟹谷さん:「船でもあればいいけど船も流されて…。船があれば沖いっとるし昼間から酒飲まなくてよい。なんもすることない」

    地震と津波で住宅と納屋は全壊、車や船も流されました。

    蟹谷さん:「(船はどのあたりに?)ずっとあそこに港あるがいね。あそこにつけていた。漁師仲間の船もあそこまで流されてきた」

    蟹谷さんは、まだ自宅の解体申請をしていません。

    蟹谷さん:「ただ荷物置くところがないからね。解体の申請もできない。片付けしてしまえばあと解体するだけやし」

    公費解体をするには家の中から必要な家財道具を取り出さなければなりません。しかしその家財道具を置く場所がないのが現状です。

    蟹谷さん:「(仏壇も置いておく場所ないですよね)ないないないないない。」

    荷物は当面、親戚の家に預けることにしました。県が保管業者をあっせんしますが奥能登に保管庫はなく、一番近い場所で七尾でした。

    金沢のみなし仮設で暮らす珠洲市の奥野昭雄さん。奥野さんも、全壊した自宅から救出した家財の保管場所を3月から探し続けていました。

    奥野さん:「本当は金沢持っていく予定だったんですけど。1カ所空いてたけど高い。1カ月何万って言われたので」

    こうした声を聞いた、珠洲市の浦秀一さんは、自身のフェイスブックで置き場の提供を呼びかけ、保管場所をいくつか確保しました。

    浦秀一さん:「個人で家財道具置き場の倉庫と納屋2件全部で3件おさえているんです」

    浦さんがおさえた倉庫の1つが珠洲市内の工場跡地です。奥野さんは浦さんの紹介でなんとか大切な家財を捨てずに済みました。

    奥野さん:「置く場所が無いので本当助かった」

    しかし、この場所もあと10軒分程で埋まってしまうそうです。

    浦さん:「行政にも家財置き場の設置をお願いしたけど市民全体の分はできないという回答だった。広く広報したときに殺到されても困るので本当に困ってます。どうすればいいんだろうと」

    穴水町は、保管料金の補助制度作り、1世帯あたり最大で5万円を支給することにしています。

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